協同組合の取組み

栗山町ドライウッド協同組合の概要

1.設立の目的

北海道の木材産業は戦後の復興期から木材需要の増加に伴い、豊かな天然林から産出される木材の加工を通して、道民生活の質的向上と北海道経済の発展に大きく寄与してきました。
 しかし、昭和50年代を境にした木材需要の減少と輸入材の増加によって、木材価格の低迷、天然林資源の減少などの情勢変化により、国の森林・林業政策は、森林の多面的機能(環境保全、土砂災害防止、生物多様性保全)持続的発揮を主体としたものに転換しています。
 近年は、これまでの長い停滞期の影響により、森林の適切な管理に支障をきたすことが危惧され、その一方で化石資源から環境に優しい木材へ転換することにより低炭素な社会づくりを進めるなど木材利用の拡大に対する期待が高まっています。
 栗山町ドライウッド協同組合は木材加工流通施設を整備し、北海道産木材の安定供給を実現するとともに、内需振興型産業である林業・木材産業の再生を図るため、北海道産材の加工生産拠点となる協同組合を設立しました。

2.特色と生産能力


1)北海道産材の生産加工に特化した協同組合
・北海道内の人工林資源が充実するなかで、から松材・とど松材を中心とした北海道産材の乾燥、加工に特化した協同組合となります。
・特に「から松芯持ち正角材」は道総研・林産試験場が開発した優れた乾燥技術を活用し家具材並の乾燥レベルで仕上げ、北海道の過乾燥な室内環境でも、ねじれや狂いが生じ難い構造材を供給します。当組合で生産する「から松芯持正角材」は、道木連が登録商標を取得した、高品質乾燥材です。
栗山町ドライウッド協同組合は、札樽圏および苫小牧港へのアクセスが1時間半程度と立地条件に恵まれていることと、地域の製材工場で生産された未乾燥材を集め、乾燥、含水率検査、在庫管理、出荷まで一括して行い、北海道産材の安定的な生産、流通が可能となります。

2)品質、安心の証明
・木材トレーサビリティシステムの活用により、単なる産地証明を越えた生産管理で、流通情報を正しく消費者に伝える仕組を作り上げてスタートします。
その仕組は、道総研および栗山町ドライウッド協同組合の性能基準に従い、産地、流通、加工段階の情報を1本、ロットごとに製品管理を実行し、合格品のみラベルを貼りつけ出荷します。

3)生産設備、生産能力
・組合員である㈱たいせつが保有する木材養生倉庫(床面積8千㎡)は加湿設備を兼ね備え、約3,000㎥の材をストックすることが可能であり、住宅に使用される木材を邸別に管理することも出来ます。
・含水率測定器を活用し、一本ごと品質チェックを実施して出荷します。
・生産能力
から松構造材  年間1,500㎥ 
とど松下地材  年間1,920㎥


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